「CopilotをExcelで使うと、結局何ができるの?」「関数やグラフを自動で作れる?」「ChatGPTにExcelファイルを渡すのと何が違う?」と気になっている方も多いでしょう。
2026年現在のCopilot in Excelは、単に数式を提案するAIではありません。Microsoft公式では、ワークシートの編集、数式作成、データ分析、グラフ・ピボットテーブルの作成、並べ替え・フィルター、条件付き書式、複数ステップにわたるブック編集まで対応する機能として案内されています。
以前「Agent Mode(エージェントモード)」と呼ばれていた機能も、現在は特別なモードという位置付けから、通常の「Copilotによる編集(Edit with Copilot)」へ統合されつつあります。つまり、「質問すると答えてくれるAI」から「Excelそのものを一緒に編集するAI」へ進化しているのが現在地です。
一方で、Copilotが作った数式や分析結果が常に正しいとは限りません。また、Microsoft 365の契約、会社の管理設定、利用する端末によって使える機能も異なります。
この記事では「copilot excel できること」を軸に、2026年9月9日時点のMicrosoft公式情報を確認しながら、具体的にできること、できないこと、料金、無料利用、日本語対応、使い方、ChatGPTとの違い、仕事で使う際の注意点までまとめて解説します。
結論|Copilot in Excelでできること一覧

最初に結論をまとめます。現在のCopilot in Excelで特に実用性が高いのは、次のような作業です。
| できること | 具体例 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 数式・関数の作成 | 利益率、前年比、条件判定などの数式を自然言語から作る | 事務、営業、経理 |
| 既存数式の理解・修正支援 | 複雑な数式の意味を説明してもらう | Excel初心者 |
| 表・ワークシートの編集 | 列追加、値変更、シート追加、書式設定 | 日常的な資料作成 |
| データ分析 | 売上傾向、外れ値、前年差、カテゴリ別の特徴を調べる | 営業、マーケティング、経営管理 |
| グラフ作成 | 月次推移を折れ線グラフにする | 報告資料 |
| ピボットテーブル作成 | 店舗別・商品別・月別に売上を集計する | 集計・分析 |
| 並べ替え・フィルター | 売上上位だけ表示、未対応案件だけ抽出 | 大量データ整理 |
| 条件付き書式・データ検証 | 予算超過を強調する、入力ルールを設定する | 管理表作成 |
| 複数ステップの作業 | 表を整形し、集計し、グラフを作り、報告シートまで作る | レポート作成 |
| Pythonを活用した分析 | 複雑なデータ分析、傾向・外れ値の計算 | 分析業務 |
特に大きな変化は、Copilotが回答を返すだけでなく、Excelの標準機能を使ってブックを直接編集できるようになったことです。
Microsoft公式も、Copilot in Excelについて「表、グラフ、ピボットテーブル、数式などのExcel機能を利用してブックを構築・編集する」と説明しています。
したがって現在のCopilotは、「Excelの質問に答えるチャットボット」というより、Excelを自然言語で操作するためのアシスタントとして捉えたほうが実態に近いでしょう。
Copilot in Excelとは?無料のMicrosoft Copilotとの違い

初心者が最も混乱しやすいのが「Copilot」という名称です。
Microsoftには複数のCopilot関連サービスがあり、無料で使えるCopilotと、Excelの中でブックを直接編集するCopilotは完全に同じものではありません。
| 名称・利用形態 | 主な役割 | Excelとの関係 |
|---|---|---|
| Microsoft Copilot | 一般的なAIチャット | Excel関数などを相談できるが、Excelブック内の直接編集とは別 |
| Microsoft 365 Copilot Chat | 仕事向けAIチャット | 利用条件によってMicrosoft 365アプリから利用可能 |
| Copilot in Excel | Excelの作成・編集・分析支援 | Excel内でブックを扱える |
| Microsoft 365 Copilot | Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなどを横断する業務AI | 対象ライセンスでは高度なExcel活用が可能 |
そのため「Copilotは無料だからExcelのCopilotも全部無料で使える」と考えるのは正確ではありません。
現在のCopilot in Excelは、Microsoft 365の契約内容やAIクレジット、Microsoft 365 Copilotライセンス、組織設定などによって利用可能範囲が変わります。
Copilot in Excelでできること10選
1.日本語からExcelの数式・関数を作成する
Copilotの代表的な使い方が数式作成です。
たとえば、売上表に「利益」という列を追加したい場合、自分で数式を組み立てなくても次のように依頼できます。
売上から原価を引いた利益を計算する列を追加してください。
さらに条件を加えて、
売上が100万円以上で、利益率が20%以上なら「A」、それ以外は「B」と表示する列を追加してください。
といった依頼もできます。
IF、XLOOKUP、SUMIFSなどの関数名を知らなくても、「何をしたいか」を日本語で説明できれば数式作成を支援してもらえるのが利点です。
ただし、生成された式については参照範囲・絶対参照・条件・エラー時の処理まで確認してください。
2.難しい数式の意味を説明してもらう
他の人が作ったExcelを引き継いだとき、次のような長い式が入っていて困ることがあります。
Copilotを使えば、「この数式が何を計算しているのか説明して」と質問し、数式の意味を理解する手助けにできます。
Excel初心者にとっては、関数を作らせること以上に既存ファイルを読み解く先生として使える点が便利です。
Excel関数をAIに相談する基本から知りたい場合は、ChatGPTでExcel関数を聞く方法完全ガイドも参考になります。
3.シートや表を直接編集する
2026年のCopilot in Excelを理解するうえで重要なのが、編集能力です。
Microsoft公式では、次のような操作が案内されています。
- ワークシートの追加
- シート名の変更
- ワークシートの削除
- セルや範囲への値の入力・変更
- 表構造の変更
- セルのスタイル変更
- 罫線の設定
- 条件付き書式
- データ検証
- レイアウト変更
以前のCopilotでは「提案された内容をユーザーが反映する」という印象が強かったのですが、現在はCopilotと会話しながら実際のブックを編集する方向へ進化しています。
4.売上データなどを自然言語で分析する
CopilotはExcel内のデータに対して、自然な日本語で質問できます。
たとえば次のような使い方です。
- 「今月売上が大きく伸びた商品を教えて」
- 「前年同月比で売上が落ちている店舗を抽出して」
- 「この表から特徴的な傾向を3つ教えて」
- 「通常と大きく異なる数値を探して」
- 「カテゴリ別の平均単価を比較して」
Microsoft公式では、Copilotから要約、トレンド、外れ値、グラフ、ピボットテーブルなどの形で洞察を得られると説明されています。
Microsoft公式:Copilot in Excelでデータからインサイトを得る
5.グラフを作成する
「どのグラフを選べばいいのか分からない」という場合にもCopilotを利用できます。
たとえば、
月別売上の推移を折れ線グラフにしてください。
と依頼できます。
目的を具体的にするとさらに便利です。
2025年度と2026年度の月別売上を比較できる折れ線グラフを作成し、データラベルも表示してください。
Microsoft公式では、Copilotに希望するグラフを文章で伝えることでグラフを生成できると案内しています。
ただし、AIが選んだグラフが必ずしも最も分かりやすいとは限りません。プレゼン資料などで使用する場合は、軸、単位、凡例、データラベル、強調すべきポイントを人が確認しましょう。
6.ピボットテーブルを作成する
Copilotはピボットテーブル作成にも対応しています。
たとえば、
店舗を行、月を列、売上金額を値にしてピボットテーブルを作成してください。
といった形です。
ピボットテーブルに慣れていない人でも、目的を文章で伝えられるのは大きなメリットです。
一方、AIが作れるからといって、ピボットテーブルの基本知識が不要になるわけではありません。「合計なのか平均なのか」「フィルター条件は正しいか」「重複していないか」は利用者が判断します。
ピボットテーブルそのものを基礎から理解したい方は、Excelピボットテーブルの使い方もあわせて確認してください。
7.並べ替え・フィルター・強調表示を依頼する
大量の行を手作業で確認する作業も減らせます。
たとえば、
- 売上金額の高い順に並べ替える
- 利益率20%未満だけ表示する
- 未対応の案件だけ抽出する
- 前年比マイナスの商品を強調する
- 期限切れの日付を目立たせる
といった操作を自然言語から依頼できます。
「Excelの機能名を覚える」より「何を見たいのか」を伝える操作になるため、初心者ほど恩恵を受けやすい部分です。
8.複数ステップのExcel作業をまとめて依頼する
現在のCopilot in Excelで特に注目したいのが、複数ステップ処理です。
たとえば、単に「グラフを作って」ではなく、
この売上データを商品カテゴリ別・月別に集計し、前年差を計算してください。前年差がマイナスの商品を強調し、月別推移のグラフを作成してください。最後に「月次レポート」という新しいシートへ主要指標をまとめてください。
というように、最終成果物までまとめて伝えられます。
Copilotは依頼を分析し、作業手順を組み立て、ブックを変更しながら結果を確認する仕組みを備えています。
これは以前Agent Modeと呼ばれていた機能です。
9.以前の「Agent Mode」で複雑なExcel作業を進める
2025年にMicrosoftが発表した「Agent Mode in Excel」は大きな注目を集めました。
ただし2026年9月現在、Microsoftはこの機能について、Agent Modeという独立した名称より「Editing with Copilot」「Edit with Copilot」として通常のCopilot体験へ統合する方向を案内しています。
機能そのものがなくなったわけではありません。
Microsoft公式では、複雑なタスクの場合にCopilotが、
- 依頼内容を分析する
- 作業計画を立てる
- Excel内で作業する
- 結果を確認する
- 必要に応じて修正する
という流れで処理すると説明しています。
売上レポート、予算表、ローン計算表、複数シートを使った分析など、1回の操作では完成しない仕事で特に有効です。
Microsoft公式:Edit with Copilot in Excel
2026年時点のポイント
古い記事で「Agent Modeを選択する」と書かれていても、現在の画面では名称や操作方法が変更されている可能性があります。Microsoftはエージェント型の編集能力を通常のCopilot体験へ統合しています。
10.Pythonを利用して高度なデータ分析を行う
ExcelではPythonによる分析も利用できます。
Python in Excelでは、PythonコードをExcelセルから利用し、Microsoft Cloud上で計算を実行できます。
さらにCopilotのデータ分析機能では、ユーザー自身がPythonコードを書かなくても、質問内容に応じてPythonベースの分析を利用する仕組みも用意されています。
たとえば、
- 複数指標の比較
- 外れ値の探索
- 傾向分析
- カテゴリ間の比較
- 高度な可視化
などです。
Microsoftは「Pythonを理解していなくても、自然言語から分析結果を得られる」方向で機能を提供しています。
ただし、Python in Excelそのものの利用可能なプラットフォーム・契約・計算上限などは別途確認が必要です。
2026年9月の重要変更|「COPILOT関数」は9月14日以降利用終了予定
「Excel Copilot」を調べている方に、2026年9月時点で特に注意してほしい情報があります。
Excelには試験的に、セルへ次のような式を入力してAI処理を行うCOPILOT関数が提供されていました。
=COPILOT()
しかしMicrosoftは公式サポートで、2026年9月14日以降、COPILOT関数を利用できなくすると案内しています。
2026年9月9日現在、この機能はFrontierプログラムやMicrosoft 365 Insiderプログラムなど限定環境向けの機能です。
これからCopilot in Excelを覚えるのであれば、COPILOT関数を中心に学習する必要はありません。
一般提供されているCopilot in Excelの編集・チャット・分析機能を中心に使うのがおすすめです。
Copilot in Excelの3つの使い方|編集・計画・チャット

現在のMicrosoft公式FAQでは、Copilot in Excelについて編集、計画、チャットという使い分けが案内されています。
| 使い方 | 特徴 | おすすめ場面 |
|---|---|---|
| 編集 | Copilotがブックへ直接変更を加える | 表作成、書式変更、数式、グラフ、複数ステップ作業 |
| 計画 | 変更する前に進め方を整理する | 重要なファイル、大規模な修正 |
| チャット | 基本的に会話中心で質問する | 数式の説明、データについて相談したい場合 |
特に仕事で重要なExcelを扱う場合は、いきなり大規模編集を任せるのではなく、
まだブックを変更せず、まずどのような手順で処理する予定か説明してください。
と依頼してから進めると安全です。
Copilot in Excelの実務プロンプト例

Copilotは、短い指示でも動きます。しかし「対象・条件・集計方法・出力形式」を具体的にすると、意図に近い結果になりやすくなります。
売上分析
2026年4月から8月までの売上データを店舗別に集計してください。前年同期と比較して増減率を計算し、減少率が10%を超えている店舗を強調してください。
グラフ作成
月別売上を店舗別の折れ線グラフにしてください。横軸を月、縦軸を売上金額とし、凡例には店舗名を表示してください。
経費管理
予算と実績をカテゴリ別に比較し、予算超過額と予算超過率を計算する列を追加してください。10%以上超過している行を強調してください。
営業管理
担当者別の売上合計、商談件数、平均受注単価を集計し、成績上位5名を新しいシートにまとめてください。
在庫管理
現在庫が安全在庫を下回っている商品を抽出し、発注が必要な商品を強調してください。商品カテゴリごとの不足数量も集計してください。
複数ステップの月次レポート
この売上表を確認し、月別・商品カテゴリ別に売上と粗利を集計してください。前年同月比を計算し、売上が10%以上減少したカテゴリを強調してください。その後、月別推移のグラフとカテゴリ別構成比のグラフを作成し、「月次レポート」という新しいシートにまとめてください。
このような「最終成果物」まで指定するプロンプトは、現在のCopilotによる複数ステップ編集と相性が良い使い方です。
Copilot in Excelでできないこと・苦手なこと

Copilotは便利ですが、Excel業務を完全自動化できる万能AIではありません。
1.分析結果の正しさを100%保証すること
生成AIである以上、間違った数式や解釈を出す可能性があります。
特に、
- 売上・利益
- 給与
- 決算
- 税金
- 経営判断
- 予測
など重要な数値については、AIの回答だけを根拠にしないでください。
2.汚れたデータを必ず正しく理解すること
次のようなデータはAI以前にExcelでも扱いにくくなります。
- 列名が空白
- 1列に複数の意味が混在
- 日付形式がバラバラ
- 数字と文字列が混在
- 結合セルが大量にある
- 途中に空白行が多い
- 表記揺れが多い
「東京」「東京都」「Tokyo」が同じ意味で混在していれば、集計結果にも影響する可能性があります。
3.VBAを完全に置き換えること
CopilotはExcelブックを編集できますが、VBAとは役割が違います。
毎回同じ操作を確実に繰り返す必要がある業務では、VBA、Office Scripts、Power Automateなどの方が再現性を作りやすい場合があります。
AIを利用してVBAそのものを作りたい場合は、Excel VBAをAIで作る方法で詳しく解説しています。
4.Power Queryを完全に置き換えること
毎月同じCSVを読み込み、同じ列を削除し、同じ条件でデータを整形するような処理はPower Queryが向いています。
Copilotは「柔軟に考えながら処理する」用途に強く、Power Queryは「決めた手順を再現する」用途に強いという違いがあります。
5.重要な判断を利用者の代わりに確定すること
Copilotが「この店舗は不採算です」「この商品を廃止すべきです」といった説明を生成したとしても、それは意思決定そのものではありません。
AIは分析材料を整理するために使い、最終判断は元データや業務背景を理解している人が行う必要があります。
Copilot・VBA・Power Query・Pythonはどう使い分ける?
| 機能 | 得意なこと | 向いている場面 |
|---|---|---|
| Copilot | 自然言語から柔軟に編集・分析 | その場で内容が変わる分析・資料作成 |
| Excel関数 | セル単位の明確な計算 | 日常的な計算 |
| ピボットテーブル | 大量データの集計 | 店舗別・商品別・月別集計 |
| Power Query | データ取得・整形の再現 | 毎月同じCSVを処理 |
| VBA | Excel操作の定型自動化 | ボタン操作、帳票作成、繰り返し処理 |
| Python | 高度なデータ処理・統計分析 | 複雑な分析・大量データ |
AIが登場したから従来のExcel機能が不要になるわけではありません。
むしろCopilotを「どのExcel機能を使えばよいか分からないときの入口」として使い、最終的には数式、ピボット、Power Queryなど適切な仕組みへ落とし込む使い方が実務的です。
Copilot in Excelは無料で使える?2026年9月の料金・プラン

「ExcelのCopilotは無料ですか?」という質問への答えは、すべてのExcelユーザーが全機能を無制限無料で使えるわけではないとなります。
利用条件は個人向けと法人向けで異なります。
個人向けMicrosoft 365
2026年9月9日にMicrosoft日本公式料金ページで確認できる主な年額料金は次の通りです。
Personal・FamilyではAIクレジットなど利用上限に関する条件があるため、「Microsoft 365に入ればCopilotを無制限利用できる」とは考えない方が安全です。
最新の料金・無料体験・利用上限は購入時点で公式ページを確認してください。
法人向けMicrosoft 365 Copilot
Microsoft日本公式では、2026年9月9日時点で大企業向けMicrosoft 365 Copilotを4,497円/ユーザー/月相当・年払いとして掲載しています。消費税は含まれておらず、対象となるMicrosoft 365ライセンスが別途必要です。
また一般法人向けには「Microsoft 365 Copilot Business」など複数の料金構成が用意されており、契約形態・キャンペーン・Teamsの有無などで料金が変わります。
法人導入では記事の料金表だけで決めず、必ず契約時点のMicrosoft公式価格を確認してください。
Microsoft公式:Microsoft 365 Copilotのプランと価格
なおMicrosoft 365 Copilot Chatと、有料のMicrosoft 365 Copilotでは利用できる機能・優先度・データ連携範囲などが異なる場合があります。
Copilot in Excelは日本語で使える?
はい。2026年9月時点のMicrosoft公式情報では、CopilotによるExcel編集は日本語に対応しています。
そのため、
売上が前年より10%以上減っている商品を強調してください。
といった日本語の指示を利用できます。
英語のプロンプトを覚える必要はありません。
ただしAIへ伝える内容が曖昧なら、日本語でも結果は曖昧になります。
「分析して」だけでなく、
- 何を対象にするか
- どの期間か
- 何と比較するか
- どんな形式で出すか
- どのシートに出すか
まで指定するのがコツです。
Windows・Mac・Web・スマホで使える?
Microsoft公式FAQでは、Copilot in ExcelはWindows、Mac、Web、iPad、iPhone、Androidなど複数の環境に展開されています。
ただし、すべての端末で同じ編集能力が利用できるわけではありません。
| 環境 | 2026年9月時点の考え方 |
|---|---|
| Windows | 主要なCopilot機能を利用可能 |
| Mac | 主要なCopilot機能を利用可能 |
| Excel for the web | 主要なCopilot機能を利用可能 |
| iPad | チャット・計画に対応。 |
| 編集機能は展開状況に注意 | |
| iPhone | チャットを中心に対応 |
| Android | チャットを中心に対応 |
PCで見た解説動画とスマートフォンの画面が違う場合、故障ではなく機能差の可能性があります。
本格的なExcel編集をCopilotへ任せるなら、現状ではWindows・Mac・Web版を中心に考えるのが分かりやすいでしょう。
ExcelにCopilotが表示されないときの確認ポイント
Copilotボタンがない場合、「Excelのバージョンが古い」とは限りません。
Microsoft公式では、ライセンス、アプリのバージョン、ネットワーク、プライバシー設定、組織設定など複数の条件が関係すると案内しています。
- Microsoft 365の契約を確認する
- Copilotを利用できるライセンスか確認する
- Excelを最新版へ更新する
- 正しいMicrosoftアカウントでログインしているか確認する
- 会社PCなら管理者の設定を確認する
- 利用している端末で対象機能が提供されているか確認する
特に法人PCでは、ユーザー自身がMicrosoft 365を契約していても、組織側の設定で利用できないケースがあります。
Microsoft公式:Copilot in Excel FAQCopilotがおすすめの人
- 毎日Excelを使っている
- Excelから画面を切り替えたくない
- 既存ブックを直接編集してほしい
- グラフやピボットもExcel上に作りたい
- Microsoft 365中心の会社で働いている
ChatGPTがおすすめの人
- Excel以外の相談もまとめてしたい
- CSVや複数ファイルを柔軟に分析したい
- 関数やVBAの考え方を詳しく説明してほしい
- データ分析だけでなく文章・調査・コード作成も行いたい
Excelに特化せず生成AIとの使い分け全体を知りたい場合は、エクセルAI完全ガイド|Copilot・ChatGPTの使い方と比較も参考になります。
Copilot in Excelを仕事で使うメリット

関数名を知らなくても作業を始められる
これまでExcelでは、まず「どの関数を使うべきか」を調べる必要がありました。
Copilotなら先に目的を伝え、必要なExcel機能をAI側に考えさせられます。
分析の入口が速くなる
売上表を見て「どこから調べればよいか分からない」ときでも、「特徴的な変化を探して」と質問できます。
最終判断を任せるのではなく、分析の仮説を得る用途で使うと効果的です。
Excel初心者と上級者の差を縮めやすい
「前年比を計算したい」という目的は理解できても、XLOOKUPやSUMIFS、ピボットテーブルを操作できない人は少なくありません。
Copilotは自然言語をExcel操作へ変換するため、専門知識が少ない人でも高度な機能へアクセスしやすくなります。
複数のExcel操作をまとめられる
特にレポート作成では、
データ整理 → 集計 → 数式 → 強調 → グラフ → レポートシート
という複数工程が必要です。
現在のCopilotによる編集は、このような一連の作業をまとめて依頼できることが大きな利点です。
Copilot in Excelを仕事で使うときの7つの注意点
1.元ファイルをバックアップする
Copilotに直接編集させる場合でも、重要なファイルはコピーしてから試しましょう。
2.大規模変更は先に計画を確認する
「実行する前に変更内容を説明してください」と依頼するだけでも、意図しない編集を防ぎやすくなります。
3.数式は必ず検算する
数式が長くても自然に見えるため、AIのミスを見逃しやすくなります。
特に確認したいのは次の項目です。
- 参照範囲
- 条件
- 絶対参照・相対参照
- 空白セルの扱い
- エラー時の処理
- 日付条件
- フィルター条件
4.集計値は元データと突き合わせる
ピボットテーブルやグラフが見栄えよく完成していても、元の集計条件が間違っていれば意味がありません。
5.個人情報・機密情報の入力ルールを確認する
会社の売上、顧客情報、従業員情報、契約情報などを扱う場合は、会社のAI利用ルールを優先してください。
6.個人向けCopilotと法人向けCopilotのデータ保護を同一視しない
Microsoft 365 Copilotの商用環境についてMicrosoftは、プロンプト、応答、Microsoft Graph経由でアクセスするデータを基盤モデルの学習には使用しないと説明しています。
一方で、個人向けサービス・会社向けサービス・契約形態によって条件は異なるため、「Copilotなら全部同じセキュリティ」とまとめて考えるのは避けてください。
Microsoft公式:Microsoft 365 Copilotのデータ・プライバシー・セキュリティ
7.AIを使わない方が早い処理もある
「A列を昇順に並べ替える」だけなら通常の並べ替えボタンの方が速い場合があります。
Copilotは、複数条件・曖昧な依頼・複数ステップの処理ほど価値を発揮します。
Copilot in Excelの上手な使い方|初心者向け5ステップ

- 元データを整える
列名を明確にし、表記揺れや空白行を減らします。 - 最終的に何を作りたいか伝える
「分析して」ではなく「店舗別売上を集計してグラフ化」のようにします。 - 条件を具体的にする
期間、対象列、比較基準、出力形式を指定します。 - Copilotの変更内容を確認する
数式・参照範囲・グラフ・フィルターをチェックします。 - 業務利用前に元データと検算する
重要な数値ほど人が最終確認します。
「全部AIに任せる」のではなく、人が目的とチェック基準を決め、CopilotにExcel作業を任せるという役割分担が最も使いやすいでしょう。
どんな人ならCopilot in Excelを導入する価値がある?
導入価値が高い人
- 毎日Excelを使う
- 関数を調べる時間が長い
- 集計・レポート作成を頻繁に行う
- グラフやピボットをよく使う
- Microsoft 365を仕事の中心にしている
- Excel操作は分かるが高度な関数は苦手
- 毎回内容の違う分析依頼を受ける
導入優先度が低い人
- Excelを月に数回しか使わない
- 単純入力しか行わない
- 毎回完全に同じ処理だけを繰り返す
- 会社の規定で生成AIを利用できない
- AIの結果を検証する体制がない
「Excelを完全自動化できるか」ではなく、毎月何時間使っているExcel作業のうち、調査・数式作成・集計・分析・資料作成を何時間減らせそうかで考えると導入判断しやすくなります。
よくある質問
CopilotはExcelで何ができますか?
数式作成、ワークシート編集、データ分析、グラフ、ピボットテーブル、並べ替え、フィルター、条件付き書式などを自然言語から依頼できます。現在は複数ステップのブック編集にも対応しています。
ExcelのCopilotは無料で使えますか?
すべてのExcelユーザーが無条件・無制限に無料利用できるわけではありません。Microsoft 365 Personal・FamilyのAIクレジット対象環境、Microsoft 365 Premium、法人向けMicrosoft 365 Copilotなど、契約によって利用条件が異なります。
Copilot in Excelは日本語に対応していますか?
はい。2026年9月時点で日本語による指示に対応しています。「商品別の売上を集計して」「前年比10%以上減少した行を強調して」といった日本語で利用できます。
CopilotはExcel関数を作れますか?
はい。自然言語から数式を生成できます。ただし、生成された数式の参照範囲や条件が正しいかは確認してください。
「=COPILOT()」関数は今後も使えますか?
Microsoftは2026年9月14日以降、COPILOT関数を利用できなくすると案内しています。今後は一般提供されているCopilot in Excelの編集・分析機能を中心に使う方が適切です。
Agent Modeはなくなったのですか?
エージェント型の編集機能がなくなったわけではありません。Microsoftは「Agent Mode」という独立した名称から、「Editing with Copilot」など通常のCopilot体験へ統合する方向に名称・操作体系を整理しています。
Copilot in ExcelとChatGPTはどちらがおすすめですか?
既存Excelブックをそのまま編集したいならCopilot in Excelが向いています。Excel以外も含めた自由な相談、ファイル分析、コード作成などを行いたい場合はChatGPTが便利です。用途によって併用するのも有効です。
会社の機密データをCopilotへ入力しても大丈夫ですか?
会社の契約・管理設定・AI利用規程によって判断してください。Microsoft 365 Copilotの商用環境では企業向けのデータ保護が提供されていますが、個人向けCopilotと同じ条件ではありません。機密情報や個人情報については必ず社内ルールを優先してください。
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ChatGPTでExcel関数を聞く方法完全ガイド
関数名が分からない初心者向けに、AIへ数式を作ってもらう質問方法を解説しています。
Excelピボットテーブルの使い方
Copilotが作ったピボットテーブルを自分で確認できるよう、基本的な作成・集計方法を解説しています。
Excel VBAをAIで作る方法
Copilotだけではなく、生成AIを使ってVBAによる定型業務の自動化を進めたい方向けです。
まとめ|Copilotは「Excelを自然な日本語で操作するAI」へ進化している
2026年現在のCopilot in Excelは、単に「Excel関数を教えてくれるAI」ではありません。
- 数式・関数の作成
- 既存数式の説明
- シート・表の直接編集
- データ分析・要約
- 傾向・外れ値の探索
- グラフ作成
- ピボットテーブル作成
- 並べ替え・フィルター
- 条件付き書式
- 複数ステップのブック編集
- Pythonを活用したデータ分析
など、Excel作業そのものを自然言語から進められるようになっています。
特に以前「Agent Mode」と呼ばれていた複数ステップ処理が通常のCopilot編集へ統合されていることで、「質問するAI」から「Excelを一緒に作るAI」へ変化している点は重要です。
一方、AIが作った数式・集計・分析結果は必ず確認してください。重要な業務では、元ファイルを残し、変更計画を確認し、数値を検算してから利用するのが基本です。
また2026年9月には、試験提供されていたCOPILOT関数が9月14日以降利用終了予定という大きな変更もあります。古い解説だけを参考にせず、今後は一般提供されているCopilot in Excelの編集・分析機能を中心に覚えるのがおすすめです。
すでにMicrosoft 365を利用している方は、まず自分のExcelにCopilotが表示されるか確認し、小さなコピー済みファイルで「数式作成」「集計」「グラフ作成」から試してみると、どの業務を短縮できるか判断しやすいでしょう。


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